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「ただ、嬉しかっただけ」のはずが

はじめてコンタクトをつけた日。
ほんの少しの、おしゃれ心だった。

鏡の中の自分が、ちょっとだけ変わった気がして、
「似合うね」「可愛いじゃん」──
そんな言葉が、素直に嬉しかった。

──それだけのはずだったのに。

気づけば、「つけていない自分」が落ち着かなくなっていた。
誰かにガッカリされる気がして、
自分ですら、自分を受け入れられなくなりそうで。

そんな時⋯こんな気持ちになることはありませんか?

  • 褒められたことで、やめられなくなったものがある
  • 素の自分でいるのが、なぜか心細くなってしまう
  • “嬉しい”が、いつの間にか “しなきゃ” に変わっていた

最初は、ただ嬉しかっただけなのに。
その言葉が、知らないうちに、自分を縛るものに変わっていた。
気づけば、「そのままの自分」が、少しずつ遠のいていくような感覚さえあって……。

「そのままでいい」と思えなくなるのには、理由があります

① 褒められた瞬間は、ご褒美みたいに気持ちいい

「似合うね」「可愛いね」
そんな言葉は、まるで魔法のように気分を高めてくれます。
だからまた、その言葉を聞きたくなるのは、とても自然なことなんです。

② 気づかないうちに、自分の基準がずれていく

繰り返すうちに、自分がどう感じるかより、
「どう見られるか」が気になるようになっていきます。
そこから外れることに、戸惑いや怖さを感じてしまうのです。

③ 「もとに戻ること」が、少し怖くなる

いったん作り上げた“印象”を壊すのは勇気がいります。
昔の自分に戻ったとき、誰かの反応が変わってしまいそうで──
それがこわい。だから、戻れなくなる。

でも、本当の気持ちは、ちゃんとここにある

嬉しかった気持ちも、
今感じている戸惑いも、
どちらも、まぎれもない“あなたの気持ち”です。

無理に手放さなくてもいい。
でも、「外してみようかな」と思えたときには、
ほんの少し、自分にチャンスをあげてもいい。

誰かの言葉に揺れても、
その奥にある「わたしの声」は、ちゃんとここにある。
そう思えたとき、
少しだけ、心がほどけていくかもしれません。

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