落とし物を拾ってもらったとき、
私の口から出たのは──「ごめんなさい」でした。
ありがとう、って言いたかったのに。
でも、どうしても先に出てしまうんです、「ごめん」が。
こんな場面、ありませんか?
- 通路でぶつかってしまったとき
- 誰かがドアを開けて待ってくれたとき
- ちょっとした気遣いを受けたとき──
感謝よりも先に、「ごめんなさい」って言ってしまう。
そのたびに、なんだかモヤモヤが残る。
ほんとは、ちゃんと「ありがとう」を伝えたいのに。
それ、もしかしたら「思いやり」のクセかもしれません
こうした反応には、性格や育ち、過去の経験が関係していることもあります。
たとえば──
- 相手に迷惑をかけたくないという気持ちが強い人
- 「いい人」でいようとするクセが染みついている人
- 小さい頃から「まず謝るのが正しい」と教えられてきた人
こうした人は、「ありがとう」より先に「ごめん」が出てしまいやすいんです。
決して悪いことじゃなくて、それだけ周囲を気づかう力が強いということ。
わたしも、少しずつ練習中です
でも──
拾ってくれた手に、素直に「ありがとう」って伝えられたら、
もっと気持ちのいい関係が生まれたかもしれない。
そう思うと、少しだけ心残りになります。
だから最近は、
「ありがとうを先に言ってみよう」って、
心の中でそっと練習しています。
まだうまくいかないときもあるけど、
少しずつ、笑顔で伝えられるようになれたらいいなって思っています。
まとめ:優しさは「ごめん」じゃなくて「ありがとう」で伝えてもいい
あなたがとっさに「ごめんなさい」と言ってしまうのは、
相手を思う気持ちがあるからこそ、かもしれません。
でもその優しさ、
「ありがとう」に乗せても、きっとちゃんと伝わるはず。
だから、焦らなくて大丈夫。
いつか自然に、ありがとうが言えるようになる。
それだけで、十分すてきなことだと思います。
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