- こまめな利確ってどうなの?
- こまめな利確は儲かるの?
そんな疑問をお持ちの方に向けて、株初心者の私が2ヶ月間こまめに利確を繰り返して学んだことをまとめました。
結論を先に述べると、こまめな利確はおすすめできません。
特に、株を始めたばかりで資産が少ないと、まったくもって儲かりません。(←あくまで経験論ですが)
というわけで、早速本題に参ります。
もくじ (押せます)
こまめに利確を繰り返して学んだこは、とにかく儲からない。
こまめな利確でも利益を得ることはできますが、「株で儲ける・資産を運用する」という目的には合わないです。
やってみてわかりました。こまめな利確では、大きな利益を得られません。
それはなぜか?
こまめな利確をしていると、「株価が何倍にもあがって儲かるかもしれない」という最高の機会を待たずに株を売ってしまうことになるからです。
こういうのを、利益獲得の機会損失というらしいです。
そしてこの「利益獲得の機会損失」、私はもう何度か経験しています。
買っている株数が少ないので、「儲けられたハズの金額」は少ないんですけどね。
でも、売らずに所持しておけば…と後悔した銘柄は多いです。
もちろん、株価だだ下がりで「売っていてよかった~!」という銘柄もあるので、あくまで結果論としての後悔ですよ。
こまめな利益獲得も少しは儲かるけど…。
こまめな利確も確かに少しは儲かります。記事の後半でデータを公開しています。
でも、私が実際にこまめな利確をしてみて感じたことは、こまめな利確は資産運用には向かないということ。
こまめな利確は、資産運用ではなく、リスクを伴うお小遣い稼ぎという感覚です。
というわけで、こまめな利確は、儲からないのでおすすめできません。
こまめな利確は、リスクを伴うお小遣い稼ぎみたいなもの。
購入した銘柄すべてがすぐに含み益になり売却できるとは限らないですよね。
ここで損切りが遅くなる、または損切りしない(塩漬け)となると、含み損はどんどん増えていきます。
それなのに、こまめな利確で得られる利益は少しだけ。
そうなると、いくらこまめに利確を繰り返しても、損切りや含み損の額をまかないきれません。
って実はこれ、私の話なんです。
損切りがなかなかできず含み損が膨らみ、こまめな利確で得た利益では、補いきれないという状況に…。
というわけで、私の体験談とデータを公開しますね。
こまめな利確の体験談と実現損益の公開。
株を始めて丸2ヶ月の私はこんな感じでした。
- 一つの銘柄に集中投資するのが怖い。
- 損はしたくない。
- 儲かっているうちに売ってしまいたい。
- 損してないければ良しとし、こまめな利確を繰り返していた。
どれくらいの儲けで利確していたかというと、だいたい数百円~数千円です。
もうビビりまくっていますね。
先程も書きましたが、こまめな利確は資産運用ではなく、リスクを伴うただのお小遣い稼ぎです。
ひと銘柄を何万株も買うだけの余裕があるなら、こまめな利確でもかせげますが、資産が少ないと儲けもすこしです。
例えば10円の値上がりで株を売却する場合の利益は、
- 100株なら1,000円。
- 1万株なら10万円。
ですよね。
一万株投資して一月で10万円も稼げたら、主婦の私はアッパレ。
でも、資産が少ないので、ひと銘柄100株~500株が限界です。ひと銘柄にどどーんと賭ける勇気もありません。
そんな感じで、6銘柄ほどを常に保有し、こまめな利確を2ヶ月間繰り返した結果がこちらです。
こまめな利益確定を繰り返した結果、2ヶ月でおよそ38,000円の儲けになりました。
表の右から2列目を見ていただくとわかるとおり、「いやいや、こまめすぎるでしょ!」ってぐらいビビりの利確をしております。46円とかもう…残念すぎる。
こんなことを繰り返してやっともうけた38,000円です。
儲かってるならいいじゃない!と思う方もいると思います。私も最初はそうでした。
でもこれって、売却したものの利益なんですよね。
利益がでていない株は売っておらず、含み損は現時点で10万円以上。こまめな利確ではこの含み損を補えそうにありません。
株は、損失がでるのが前提で、それを上回る利益を生み出すことによって儲けていかなければなりませんよね。
それなのに、こんなチマチマと利確していては、儲けが少なすぎてお金を捨てるために株をやっているようなものです。
ちょっと大げさですが、これが私の学びです。
株をこまめに利益確定して学んだことのまとめ。
- こまめな利益確定では、大きな利益獲得のチャンスをつかめない。
- 塩漬け株や損切り銘柄が出た場合、チマチマと積み上げた利益が一瞬にしてマイナスになる可能性がある。
というわけで、私はもうこまめな利益確定は卒業しました。
今後は、銘柄選定に時間をかけ、できる限りギャンブル性が低くなるような株式運用を目指します。