「そんなこと、言わなくてもわかってほしかった」
そう感じたことはありませんか?
誰かに気づいてほしい、察してほしい。
でも、それを口に出すのはなぜか怖い。
そんな揺れる心には、ちゃんと理由があります。
本音を言わずに、察してほしいと感じる人はこう思っているかもしれません
自分からお願いするのが苦手だったり、
気持ちを言葉にすることに抵抗を感じたりする人は、
「察してくれること=愛されている証」と感じやすい傾向があります。
相手の反応を試してしまうような場面も、
心の奥には「本当は気づいてほしい、でも拒まれるのが怖い」という気持ちがあるからです。
なぜ「言わずに察してほしい」と思ってしまうのでしょうか
幼少期や過去の人間関係で、
「自分の気持ちを伝えても受け入れられなかった」経験があると、
人はだんだんと本音を言うのが怖くなります。
また、「察する側」として育ってきた人は、
相手の気持ちを先回りして考えることが自然になり、
逆に自分も「察してもらえるはず」と思い込みやすくなります。
察してほしいと思う気持ちは、わがままではありません
「こんなふうに思ってしまうなんて重いのかな」と感じて、
自分の気持ちを否定してしまう人もいます。
でも、「気づいてほしい」という感情は、
誰かとちゃんとつながっていたいという自然な心の表れです。
本音を言葉にするのは怖いこともあるけれど、
その気持ちを持っているあなたは、決して弱くなんかありません。